お知らせ
[2月3月の訪問可能枠について]
日頃よりyutteへ温かいご支援を賜りありがとうございます。
ご利用にあたり、ケアスタッフ向け監視カメラのご使用を希望されるケースにつきまして、yutteケアスタッフで検討し、方針を決定しましたのでお知らせいたします。
結論から申し上げますと、yutteではご利用にあたりケアスタッフ向け監視カメラの使用を希望される場合は、ご依頼をお受けすることは出来かねます。
yutteでは、基本的にお一人のクライアントのママに対して、一人のケアスタッフが担当として継続的に訪問させていただいております。一回当たりのご利用時間は最低2時間から5、6時間のケースもございます。ご自宅内でお子様の怪我、事故や破損などがないよう、細心の注意を払いながら稼働させていただいております。
昨今のベビーシッターによる事件のことがありますので、訪問サービスのご利用にあたり、監視カメラの導入を検討されるお気持ちは重々承知しており、否定するつもりは全くございません。個人宅でのお子様のお預かりをする以上は、監視カメラも対応するのがプロなのでは?というご意見も当然あることと思います。
ですが、支援者である前にまずはひとりの人間としてどう考えるのか、それぞれの意見を出し合いました。
刺激として受け取る量は1人ひとり違います。1つの物事でも、それぞれの気質や性格により刺激として受け取る量は、コントロールできない部分があります。カメラによる個別の監視下でのサービス提供は、自然体でいつも通りサービス提供することができるか?をひとりひとり考えました。
・何か事故などが起こってしまった場合、カメラの映像が証拠として残るので、自分達を守ることにも繋がるとは思う。とはいえ、嫌だという気持ちが大きい
・カメラがあってもなくても対応や態度は同じだけど、カメラ=視線だと思ってしまうので、意識してしまう
・「仕事だから仕方ない」とお受けしたとしても、きっと訪問の度に気が重いと思う
・どう受け取るかは人それぞれ違うので、自分がちゃんとやっていると思ってもそう受け取ってもらえるとは限らない。「この動作は大丈夫?どう映ってる❔」とずっと心配をしていないといけない気がして、精神的な負担が大きい
・前職場で監視カメラはあったけど、個別の監視カメラとは違うので身構えてしまう
という意見がでました。
yutteでは訪問開始前の事前ヒアリングにて、担当ケアスタッフが直接クライアントのママのお困りごとなどをヒアリングさせていただきますが、ママの今の状況に寄り添い、「この人の力になりたい」と担当スタッフが心から思うことが、サービスの質としての重要な核と考えております。
お困りごとがあり、ご依頼くださっているというのに、「訪問することが気が重い」と感じるのは失礼なことですし、そういう負の思いは隠そうとしても、「この人の力になりたい」という思いが弱いという時点で、監視カメラを使用されるお宅と使用されないお宅で、サービスの質に差が出る可能性を否定できないという結論に達しました。
監視カメラのご使用を希望される方には、お力になれず深くお詫び申し上げます。
お子様のお預かりに際し、監視カメラの導入が義務化という時代も近づいているかもしれませんが、今後も私たちができる方法で、ご依頼されるお一人お一人のママを大切に思い、お困りごとに寄り添いながら関わらせていただきます。
yutteといたしましては、支援を受ける側、提供する側どちらのママにも、ひとりの人としての思いを大切にしたいと考えています。